Web3BB東京 出展者特別インタビュー:LGG(LCA GAME GUILD)

トークンエコノミーを活用し「自分らしい生き方への挑戦」ができる社会へ

近年、web3という新しいオープンなインターネットを活用したビジネスが次々と世に出されています。Web3BB東京では様々な業界とweb3技術を掛け合わせたサービスを提供する企業を紹介しています。今回は、Web3における水先案内人として挑戦し自分らしい人が増える社会を目指している、LGG社をご紹介します。Web3事業開発をされる企業様向けの総合コンサルティングサービスを提供する同社が描く、web3の社会実装について伊藤氏にお話しを伺いました。


ー貴社のサービス内容について教えてください。

主に3つの事業展開をしており、主軸は、世界を代表するプロジェクトを目指しWeb3事業開発をされる企業様向けの総合コンサルティングサービスを提供しております。2つ目は、日本にはまだまだ少ないWeb3事業開発に必要な分析ツール開発も行っています。3つ目は、今後参入される企業様向けに、事業開発におけるノウハウや、各業界における成功事例 / 失敗事例などのユースケース分析などをまとめている「LGG Research」を展開しております。それ以外にも、業界全体の活性化や発展のきっかけを作るべく、最先端プロジェクトに本気で取り組む方々の現場の声が聞ける場所として、先駆者が集うグローバルなイベントも開催しています。


ーweb3界のトレンドについてどのようにお考えですか。

このタイミングで国が成長戦略として掲げ、積極的介入をしている優位性を活かせるのは、日本の強みであると感じています。この数年で、日本発、世界を代表するプロダクトが生まれるかどうかで、今後の潮流も大きく変わると考えています。また、世界情勢の動きを見ながらも、水面下で最もプロジェクトが進んでいる業界の1つが、エンタメ領域だと感じています。中でもGame業界の最先端プロジェクトは、Web3の思想を広く多く反映しており、これから参入される業界の皆様にとっても、大きな知見となるものであり、市場全体に対しても影響力を発揮する動きをしていると考えています。

ーweb3をなぜ取り入れようと思ったのでしょうか。

「トークンエコノミー」という世界観に可能性を感じたからです。元々、不安視される日本経済の動向を追っていた中で、この国に国籍を持つみなさんがこれから先をより豊かに生きる道を考えていても、なかなか明るい選択肢が見えませんでした。そんな中で、Axie Infinity、STEPNを代表するWeb3プロダクトに触れたことがきっかけで、「トークンエコノミー」の可能性を感じ、富の一極集中が課題の1つでもある現在の社会問題を解決する一手になるのではないかと感じ、web3を取り入れようと思いました。

現在、世の中の流れとしても、型にはまった生き方や働き方から脱却して、より自分らしく生きることを選択している人が増えていると感じています。この流れを加速できるのが、ブロックチェーンの技術でもあり、Web3の強みでもあると思っています。自分のやりたいことを実現する環境を作ることを1つの目標にしています。

ーその中で貴社のサービスはどういった部分が強みなのでしょうか。

事業開発における上流の企画設計から、下流の施策実行に至るまで総合的な伴走を一番強みとしております。web3を取り入れたい企業様というよりは、自分たちが成し遂げたいミッション/ビジョンを、web3のテクノロジーを使って実現する必要があるかという視点も重要なポイントだと思っています。一番根幹の部分に迷いが出ると、その後のトークン設計やマーケティング施策にも影響が出るため、上流である企画設計の段階からお手伝いさせていただいております。まだまだ市場における事例が少ないタイミングだからこそチャンスもあるので、これから参入される企業様にとって、スピーディーに自社のミッション/ビジョンを実現できるお手伝いができればと考えております。


ー今後世の中がweb3の影響を受ける中で、貴社はどのような未来を目指していきたいですか。

Web3事業開発における水先案内人として、社会の経済格差を解決し、一人一人がわくわくして挑戦できる社会を目指しています。そのためにも、富の分散化実現による経済格差の是正の1つの手段として、「トークンエコノミー」の可能性を感じています。

また、Web3ならではのファンコミュニティ(経済圏)は、サービス提供側と参加者側という二極化の壁をなすくだけではなく、同じ価値観を持ったメンバーと好きを分かち合える第3の居場所と生きがいを見つけることにも繋がります。結果、自分の気に入ったサービスを応援すること=好きを発揮する、強みを活かすことで挑戦する大人を増やすこともできると考えています。そうなると「働く」という概念さえも変わってくる可能性があり、そもそも、お金を得るための手段という概念ではなく、自分の好きや強みを活かして、社会やコミュニティに貢献することであったり、自分の経験値を高め、一度しかない人生を楽しみながら挑戦し、成長するという概念に変わっていくのはないかと感じています。

その後押しができるテクノロジーこそがブロックチェーンであり、Web3の技術です。より自由で自分らしい人生を選択しやすくなるためにも、良質かつ便利でありつつ、わくわくできるWeb3サービスを世の中にたくさん広げていきたいと考えております。

スピーカープロフィール

伊藤富有子

LCA GAME GUILD PTE.LTD.

Chief Media Officer

企業サイト:https://official.lca-game-guild.com/

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